さぁ俺が教えてあげよう 奴と君とではまったく別ということを あの娘と彼が 同じ人間であるはずがないことを なのに君は恐れている なのに君は苦しんでいる 別に変わりはしないのに 君は何一つ間違ってはいないのに さぁ俺が教えてあげよう 奴も君もまったく同じということを あの娘と彼も実は似た者同士であることを なのに君は恐れている なのに君は苦しんでいる 今更何も変わらないのさ 君は何一つ間違ってはいないのさ 宣伝文句に彩られた理想の幸福求めて どこかの誰かさんが決めた永遠の平和の中で 気付かぬ路地裏 糸引く政治 常識から外れない程度 自分らしさを演じきった自分さえ 忘れてしまった自分自身 いつでも隣に守られて いつでも誰かに頼られて 「そうだよな」「そうだよね」って 一体 何がそうなのか? 団体 集団 仲間意識 存在理由を確認し合う さぁ俺が教えてあげよう そういう悩んだ姿も恰好いいのだろうけど それより俺のロケットで遊びに行かないか? 俺のロケットで天まで昇りつめてみないか?
ヘイ! 俺は 闇の王様! ヘイ! 今宵 闇の王様! 移るぜ 病気! 腐るぜ 根気! ヘイ! 俺は 闇の大王! ヘイ! 今宵 餃子の王様! 情無え 下らねえ もう飽き飽きだ! ヘイ! 私は 日常の王様! ヘイ! 僕は 堕落の神様!
ビートルズのレコードに針を落として あのギターを聴いた俺は今どこにいる あの娘に好きだと言えないで 抱きしめようとした俺は今どこにいる 一人 酒を飲んで ノートに怒りを書き記した俺は今どこにいる 自分が特別に見えて 奴らとは違うと意気勝った俺は今どこにいる さぁ どこへ戻ろう いつものこと 小さな繰り返し さぁ どこへ行こう いつものこと 大きな流れの中 あの白く霞む階段を ギターのリフを聴きながら あの懐かしい階段を ヤツラの悲しい声を聴きながら ひとつひとつ登っていこう 出ない涙を流しながら 空っぽの頭を棄てながら…
混沌とした世界で 僕は長い間 眺めさせられてる 「どれでもいいから 気に入ったものを選びなさい」 そう言われた そこで僕は希望のアレに手を伸ばす 「あっ君 それ以上触ったら危険だよ 本当は怖いものなんだよ」 そんなことを繰り返された 繰り返されてる さぁ そろそろ出ないか? おまえと二人 どっかへそろそろ抜け出さないか? 横でブツブツ呟いてる奴らがいないところへ
闇の中 救いの声を求めてうろついた 複雑な平和の中の奇妙な安らぎ 不気味な笑顔の意味ない悲しみ 感情の色合いとどうも馴染まない 馴染まないんだ 突然気付いた広大な自由にとまどった めまいを繰り返しながら 足枷はめた安らぎを顧みた 行き着く先など存在しないことを知らされた 意味を持たせた自分との約束 どうでもいい どうでもいい そんなことはどうでもいいんだ もうすでに初めから すべて幻想だったんだ 自分自身で居続ける 自分自身で有る為に 知る為 得る為 形成 純化 あれは嘘じゃない あれは幻じゃないんだ あの娘の奏でる歌声の中に 本物の理想の現実の真実の 笑っている自分自身 アイツがおぼろげながら見えてきた
苦しむことなら得意さ 落込むことなら負けないよ 今すぐにでも隠れてやるさ 望みとやらは消してやる こんな気分に時間は要らない 後悔する自分だってわかっている しかし そこまで計算高くもない 破滅という優しい救いが誘ってくるのさ 今日 「退屈な奴だ」と誰かに言われた 悪かったな 「しっかりしてよ」とアイツも言った 「あなた 死んだ魚の目をしてるわ…」 「…死んだ魚の目をしてる…」 あっそう 悪かったな あんた その魚喰って生き延びてんだろう? 真面に生きるとそう言われるのか? 奴らより真面に生きるとそう言われるのか? 俺もへらへら笑いてえよ 腹の底から 何も考えず そこらの月並で酔い潰れて 「ちゃんと働きなさい」と声がした 人間 何で働くのだろう? 怖いから? 「しっかりしなさい」って しっかりした後 何があるんだろう? 一日中 湿った布団にもぐり込んで 生活というやらを消しちまうのさ 死んだ貝のようになっちまうのさ どこかへ逃げきれる程 この身体は軽くない それならここに隠れて眠っちまうのさ ほら 外はいい天気 そろそろ眠る時間だよ 今が駄目なら 明日も駄目さ 世間の人様よりはこれでも 生きてるつもりなんだぜ 真面に生きてるつもりなんだぜ 苦しみ方なら聞いて欲しい 落込み方もいろいろあるよ 隠れる場所も用意しとくよ ただし望みとやらはしまっときな そんな余分なものはとっとと捨てちまいな 後々 やっかいだぜ あなたは努力という保証に 身を委ねてませんか? そんなあなたの顔付きは どこかの保険の勧誘のオバさんに 似てやしませんか? 生意気なことを言ってしまいました 退屈男より
骨の軋む音がする 血液秒速309m! 真上に登った太陽が照り付け 変化する 小さなジム・モリソン 頭の中で叫ぶ 叫ぶ 叫ぶ ブリキの森 現れ 覆われ 潰され 遠く南の海の防波堤に奴の足音 身体が動かない 殺ラレル! いや この匂いはあの娘のステップじゃないか! 僕の身体は 世界最高の素晴らしい旋律奏でる楽器 これは僕の 僕の 僕の ほら 花火が上がったよ! そうだ これは彼女の 彼女の 彼女の…
数字で割切れない 希望のエネルギーがあるように 理屈で説明できない悪やエゴもある 奴の脂ぎった額にカミソリ当ててみな 平気だよ 奴から赤い血は流れないから 腐った黒い汚物が流れ出すだけさ ほらオバさん こうやって始まっていくんだぜ ほらオバさん こうやって作られていくんだぜ こうしてすべては決められる どっかの誰かに決められる ほらオジさん 懲り懲りだって言ってたじゃない ほらオジさん 昔の話してたじゃない それをどうして忘れるの? なんであんな奴に連いてくの? こうして また汚物が笑っちまうのさ
仄かに薄青く輝く どこまでも続く石の平原の中を 僕は歩いた 歩いた 歩いた 孤独な野原で 静かに降り注ぐ永遠の雨に立ちつくし 僕は打たれた 打たれた 打たれた 挫折と幻滅の闇の中 身分と過去を匿名という名前で 僕は名乗った 名乗った 名乗った 現実と架空 想像と実像が交わる高揚の一瞬の欲望を 僕は求めた 求めた 求めた 彼は彼女を愛し 彼女は僕を愛するだろう 僕が何一つ答えなくても 彼女は自分自身に答えるだろう いかにも僕から授かったことのように…! 永遠の円軌道 仕組まれた疑惑 予定調和の暴発 動き続けろ! 動き続けろ! 勝手に動き続けろ! 回り続けろ! 回り続けろ! もっと速く回って見せろ! 怒りの感情 痛みの感覚 地面にナイフを突き刺して 飛ばされるな! 飛ばされるな! 飛ばされるな! 生きてる証は誤魔化しの証 増刷続く感情のバイブル 騙されるな! 騙されるな! 騙されるな!
「これが本当に×××の原石なんすか?」 「…奴はそう言ってた…」 「どう見ても ただの石コロですぜ…」 「……」 「騙されたんじゃないっすか…?」 「…いや 奴はそう言ってた…」 「その奴って 誰なんすか?」 「…だから これは原石だって言い張ってた奴…」 「だから その奴ってのは…」 「…奴はそう言ったんだ!!」
オイラこの前電波になって ラジオの中に入ったのさ それで真夜中星空越えて 彼女に一曲聴かせたのさ そしたら彼女 オイラのことよりラジオの世界を信じ込んでた オイラの世界よりラジオの言葉を信じ込んでた オイラこの前活字になって 週間誌の中 入ったのさ お洒落な情報担いで行って 彼女の雑誌に入ったのさ そしたら彼女 憧れの目をして喜んでた オイラ小声で呟いてたもんさ「全部嘘だよ」って 素敵な夢を見せてあげたい 素敵な音を奏でてあげたい 向こうへ繋がる入口だから 本当のことを知らせる鍵なのだから 早くあの娘を迎えにいきたい
ひとり雨の中 何故か俺は歩き出せない いつからなのか この辺り眺め続けるだけ 目を閉じ耳を澄ますと雨音の中から 奴らの悲しい声が聞こえてくる 俺はただ立ちすくむだけ 探し物さえ忘れ始める 俺は雨に打たれるだけ 頭の中に虚無がやってくる いつでもどこでも同じこと 微かな感情の波 振るわすだけ いつでもどこでも同じこと すぐに疲れを見つめるだけ そのうち雨が身体に馴染み 物足りなささえ取り込まれる 奴らの悲しい泣き声さえ 遠くのどこかで心地好く 他人の顔へと目付きを変える 気付けばどこか別の土地 また俺は雨に打たれる いつもそんなものさ いつだってそんな繰り返しなのさ もう あの場所には戻れない 戻る必要もあるわけがない そんなものさ 別にそれだけのことなのさ それを続けるだけなのさ どうにかなるはずさ 別に正しい訳でもないが 間違った訳でもない そんなもんさ そんなものなのさ