柑橘梱包 the ed_bowz book Vオレンジ 1987/07 〜 1992/08
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宮下選曲カセット解説 〜ストリート・スライダース

ブルースに根ざされたR&Rバンド。ギター、ヴォーカルの村越弘明(ハリー)を中心に、ギターの土屋公平(蘭丸)、ベースの市川洋二(ジェームス)、ドラムの鈴木将雄(ズズ)の4人のメンバーによるその曲は、ミーハーの女の子と完全なロック信奉者によって受け入れられている。曲のほとんどが村越によるものだが、その詩の世界はとてつもなく美しく、見事である。

A-1.マスターベーション
スライダース初期のR&Rナンバー。俺自身はそれほどの思い込みはないが、宮下曰く「やれるもんならやってみな!」の一言にダウンさせられたと語っている。

A-2.のら犬にさえなれない
スライダースの代表曲であり、俺をノックアウトした曲。のちのインタビューで村越は、この曲が自分で初めて作った曲と語っており、その天才ぶりを明らかにした。金もない。周りとも合わない。いつから俺はこんなふうになってしまったんだろうと歌うその村越は、自分自身と重なり涙をそそられてしまう。

A-3.OH!神様
最新LP「スクリュー・ドライバー」に収められていた曲で、俺が会社に入ってからずっと口ずさんでいた曲。ネクタイしめて、ビルから眺める景色に、この曲は見事に合っていた。

A-4.風が強い日
スライダースの今までの作品と異なり、一歩の進展を見せた名曲。ある程度の人気と実力を備えたスライダースが見た景色は、全く人のいない自分だけの世界であった。1番、2番、3番と、その歌われている主人公の視点がどんどん上に上がっていく。そして、俺はみんなとは違うんだぜ。ここからお前たちを見させてもらうよ、と歌ってはいるが、そこは風が強いのである。天気はいいし、ある程度居心地のいい場所なのだけど、風が強いのである。

A-5.いい天気
最新シングルのストレートなR&Rナンバー。何もわかっていない馬鹿な奴らへの怒りとあきらめを宣言している村越がうかがえる。

A-6.EMPTY HEART
村越お得意の自閉症song。これはギターの蘭丸と村越によるアコースティック・バンド“Joy-Pops”で、この2人にパーカッション、ストリングスが重なっている。これも最新singleで、この時は Sliders、Joy-Pops、土屋公平それぞれ2曲、計6曲の変則的スタイルで発売された。このような美しい曲は本当に自閉症songに多い。ちなみに「お前にイカれてるのさ」が俺の気に入ったフレーズ。

B-1.届かぬラブレター
ギターの土屋公平がリズムボックス、シンセベースを使って全て1人で作詞作曲、演奏を行なった実験的な作品。土屋公平の一連の作品を見るとこの作品がどれだけ異質なものかはわかるが、それは次回にしておこう。一応俺が思っている気持ちと取ってもらいたい。

B-2.ありったけのコイン
とにかく俺のもう本当にメチャクチャ好きな曲。俺の理想の世界。もう何も言いたくない。美しい。

B-3.帰り道のBlue
ボーカルを村越が取っているが、これは土屋公平の作品である。先の届かぬラブレターでも触れたが、実はこの作品も一連の土屋作品とは一風変わっている。当時土屋もこういう曲が書けるのかと驚かされたものである。

B-4.道化者のゆううつ
これは本当にすばらしい。こういう作品を本当のラブソングと呼ぶべきではないだろうか。俺が聞いてもらいたい曲でもある。

B-5.Angel Duster
スライダースの代表曲。本当の代表曲といってもいいのではないだろうか。人気と実力をこの一曲によって確立したところも大きいのでは。ロックの匂いがして、詞がシュールで、言うことはなし。本当に日本のロックの財産でもあると思う。

B-6.GET OUT OF MY MIND
Joy-Pops名義の曲。とにかくストリングスが美しい。かなり Heavyなラブsong。歌われる主人公は男だが、この曲は俺よりもよくわかるのではないだろうか。「俺の心から消えてくれ、抜け出てくれ(Please get out of my mind )」

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