銀幕巡礼 劇場で鑑賞した作品やビデオレンタル等、映画に関する様々な情報です。
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ジェレミー・トーマス 講演セミナー 2007.09.21(FRY)
Jeremy Thomas

ジェレミー・トーマスの講演セミナーへ行って来ました。

セミナーなんぞ行っても、身になったことは殆ど無いけど、今回はもう映画ファン心理そのもので、監督ではないので憧れという感じじゃないんだけど、そこはやはり彼の実績でしょう。
『戦メリ』『ラストエンペラー』『Brother』等の映画プロデューサーです。
ジェレミー・トーマスだぜ、ジェレミー・トーマス!
そう話を聞くチャンスはないよね!

という訳で、御茶ノ水は明大内の新しい校舎へ行ってきました。ここ改築前、何度か使ったことあるけど、本当キレイになったね。

講演は二部構成で、一部は『スパイダーマン』のプロデューサー。
マーベルコミックスからの人なので、純粋に映画プロデューサーなのかどうかが怪しいんだけど、まあヒットさせたのも事実なので、素直に拝聴。
同時通訳ってのも初めての経験だったんだけど、質問に対しての回答がどんどんずれて行くんだよな。
これはこの人が只、単にお喋りなのか、通訳のニュアンスがずれてしまっているのか?
まあ、とにかく聞いたことのあるような話ばかりで全然面白くない。
資金調達に「マクドナルド、ペプシ、コカコーラ、バーガーキング…」なんて話が出てくる頃には、すっかり眠くなってて…。さすがハリウッド、退屈だあ〜!

また訳のわかんない司会なのか、役人なのか、の映画オタク野郎が興奮気味で、質疑応答時間、自ら質問しちゃったりしてさ…。
オイ、終了時間はとっくに過ぎてるだろ! とっとと終わらせて、いい加減、煙草吸わせろ!

で、第二部。
やってきました、ジェレミー・トーマス! この塞がりそうな瞼…。本物だ!

もう登場時の雰囲気からして、一部とは全然違う空気が漂ったのよ。
さっきのオッサンはケーキ屋さんみたいであまり縁がなさそうたけど、青いシャツで現れたジェレミー・トーマスは、すぐそこら近くにいる人の雰囲気を感じたんだな。ゴールデン街ではなかったけど、何か非常に身近な匂いがしました。

で、もうハナっから喋る! 喋る!
テーマとしては、一部がハリウッド系、二部がアート/ヨーロッパ的な括りだったんだろうけど、そんなお仕着せテーマ、全然関係なく、いきなり自分の生い立ちから入ってったね。

『戦メリ』時、日本側プロデューサーとして参加した井関惺氏も参加して、二人の漫才のような凄い良いコンビネーションで話が弾む。この井関さんの注釈/解説がまた良いんだ!

反面、邪魔な映画オタク司会者! 興味ないのに割り込みやがって! 馬鹿みたいに時間を掛けながら、下らない抽象的な質問するな! 質問することがないなら入り込むな! 時間が勿体無いだろ! ジェレミーに勝手喋らせろ! ってな進行でした。

とにかく映画好きなのが良〜く判った! 基本ビジネスじゃないのよ。もう只の映画好き!
“レシピ”って言葉を使ってたけど、自分が作りたいもの/趣味・嗜好・テーマ等+映画の知識・実績・経験が自分のレシピなのだと。そのレシピの詳細なんて一切語る気ないし、誰でも持てる/持っているんだよ、と。 それをどれだけ具現化するか、ただそれだけのことで、それがその人のレシピなのだ、と。当ったり前だのクラッカー!

資金調達時で出てきた話では、通常の企画面での話に収束せず、“とにかく俺がこの映画を作りたいんだ!”という覚悟。その強引さを相手にアピール出来るかどうかがポイントだ、って俺は解釈したんだけど、ナルホドね! その第三者を巻き込む勢いを確かに感じたし、俺は確かに全然足りない!

他にもターゲットの絞り方や、チーム・ネットワーク。それに大島への想い、タケシの評価とかの下世話な話も本当に面白く、あっという間の講演でした。

また一部も交えて、シナリオのことや、環境は整ってきているんだよ、ってな自身でも忘れていた面もかなり思い出し、中々有益な内容なのでした。

で、そんな中、一番のネタはやはりあのジジイでしょう!
一部、二部とも質疑応答で一番最初に登場した、あのジジイ!
「私は『ゴジラ対ヘドラ』を監督した坂野義光です…」だって。マジ!?
やはり何かが繋がってる…、と感じてしまう、今日この頃。
(※数日前、友人に紹介されたYouTubeでの『ゴジラ対ヘドラ』のオープニング・クリップに盛り上がっていた!)
「『ジーザス・クライスト・スーパースター』というキリストの生涯を新しい音楽に乗せて表現した映画がありましたが、『何とか・何とか・シャカ』というタイトルで、釈迦の生涯をミュージカルにするという企画は当たりますかね?」
流石! 『かえせ! 太陽を』である!

今回は、通産省(現・経済産業省)主導による【コ・フェスタ2007】(正しくは「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」)の一環の催しである。
韓国を手本にしているのか、国誘導型のコンテンツビジネス諸々の企画が仕掛けられいて、今年が一回目なのだが、全体を見ると「東京国際映画祭」や「ゲームショー」など、既存のものもそこに含まれていたりする。 従来のメディア単位の分断を無くすということで、コンテンツというキーワードで大風呂敷を広げた訳だ。

で、現在、この関係での別件も進めているのだが、メディアを越えるということで、やっと本来の目的である、このような講演を聴く機会に繋がった。ゲーム単体での講演なんて、まず行かないからね。以後も続々楽しみである。

ってな訳で、10/27・28、私達の出展も決定しましたので、興味ある方、是非覗きに来て下さい!

講演セミナー
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