リュック・ベッソンである。
公開時、アルファベット表記のあのロゴは使ったのだろうか。ナルホドね、のタイトルなのでした。
製作・脚本のみでの連作、つまり商業主義に走り、すっかりカリスマ性を失ってしまったベッソンなのだけれども、やはり監督作となると、画が違う! 初っ端から背筋に電気が走ってしまうような感触を味わった。
やはりこの人はもっと自分で撮るべきなのである。
最近、引退撤回を口走りったらしいが、あんな公言、破れ! 破れ! もっと撮るべきである。今作を観て、尚更そう強く感じた。
度々(再生を)止めながら観ていたので不確かなのだが、物語破綻してねえか? まあテーマはぶれてないから、どうでも良いんだけど。で、結局、非常にベッソンらしい、大人/子供(?)の寓話/マザコン恋愛映画で、残り本数が限られた中でこう来たか! ってな印象。良かったです!
最近の大作系ではなく、白黒で、しかも不細工な主人公…。って、これ明らかにベッソン自身じゃん! その自分自身のネタを作り手として客観的に撮れるノウハウを持つ訳なんだからさ。それはもう完璧な武器な訳で、この作品をステップに益々次の作品が観たくなってくるのよ。なんだけど、次は自身へは走らず、子供向けCG映画な訳でしょ? 相変わらず訳判らん…。まあ、その辺が面白い人なんだけど。
とにかく相変わらずのベッソン映画。先の金儲けの為の映画製作/プロデュースも成功ってな状況で、自ら撮るのがこの映画なんだから。何とも“らしくして”大好きです。また仏の批評家からは叩かれたんだろうなあ…。女性が観たら、子供っぽいって思うんだろうけど、良い映画です。好きです。
って、この映画、俺が嫌いな訳、無いでしょ! ってなネタなのでした。