何か教科書みたいな映画でイマイチだったな、俺には…。
中学とかに出会っていたら確かに好きそうな匂いがするんだけど、映画自体の形式が壊れていないこと、そして楽器演奏もするらしい筈のウッディ・アレンから、何も音楽への愛が感じられなかったこと。その辺が、どうもこの映画への魅力に繋がらなかった。
主人公は“変人”として描かれてる筈なんだけど、27歳で死んだロックスター達に脳味噌を染められてしまっているこちとら、全く普通の人にしか感じられない。だってあの中での奇行と言ったら、ネズミを拳銃で撃つぐらいでしょ? それさえ品の悪い趣味って括っても良いレベルだしさ。それ以外、全く普通の人だよ!
大好きなショーン・ペンも全く彼らしくなく、ロボットのような演技だった。とは言え、相手2人が、これまた同様ロボットだったんだけど、実は惹かれたりして、正直誰だか判らなかった!
1名はマイノリティ・リポートのあの娘で、もう1名は何と“馬”・サーマン!
…そうかな? そうなのかなあ? 似てるなあ…、とは思いつつ、全くいつもの印象と違った次第! やはり“馬”・サーマンだったんだ!
以上、3名の俳優については、こちらが勝手にイメージする雰囲気とは違っていたので楽しめたんだけど、つまりそれがウッディ・アレンの演者演出なのであり、それを含め、彼の映画に対するスタンスが、やはりどうも相容れない感触なのでした。
演者演出の基本は“勝新”だろ、やっぱり!