テレンス・マリックである。やっと観た。
イマイチってな情報もうっすらと聞こえていたのだが、どうして、どうして!
(他に3本程借りていたのだが、iPodの環境作りに追われ、結局観られず…)
タイトルや製作のタイミングから、ブッシュ批判の内容なのかな、とか勝手に想像してたんだけど、全く違っていて、成長/運命/恋愛映画なのでした。
前作の『シン・レッド・ライン』前半同様の美しさの中(失踪時、明らかに南の島へ行ってたな、この人)、後半の日本軍との戦闘シーン同様、異文化衝突が繰り広げられ…、なのだが、テーマはその背景/ドラマではなく、あくまでも相変わらずの精神面の方。
モノローグや、同ポジ・カットの多様、前作から極端になったあのフラッシュバック演出は益々極端になってて、しかも洗練されてきてます。良かった〜!
映像は勿論、環境音の使い方、編集等、どれもちょっと異常なクオリティなんだけど、あのラストのイメージカットは、映画でしか出来ない盛り上げ方として成立している。
(こっちの年齢もあるんだけど、)この人の映画で初めて泣いたな。
エミール・クストリッツァ同様、現代で非常に重要な位置にいる映画監督である。