先日『ベティ―・ブルー』を改めて観てしまった。中古ビデオで安く出まわっていたので買ってしまったのだ。
『ディーバ』『ストレンジャ―・ザン・パラダイス』『最後の戦い』…。個人的にその一連の流れで、脱ハリウッドの洗礼を一気に浴びたという、とても重要な役割を果たした印象深い映画群の中の一本である。で、他の映画はやはり今でも大好きだし、何度も繰り返し観ていたのだが、何故か『ベティ―・ブルー』に関しては、3回観てから封印してしまった。きっといつの日か落ち着いて、また観るのだろう、と勝手に決めていたのだ。もう殿堂入り確定の映画だったのである。
で、久々に観てしまった感想。最低だよ! あれ!
ジャン=ジャック・ベネックス。大好きな監督だったのだが、中期の作品はどれも今ひとつであった。『ロザリンとライオン』『IP5』。何か初期のエネルギーが感じられなかった。で、突然届いた新作である。
2作目ではうるさかった色彩や絵画の色合いが、今作では程良く自然に溶け込んでいた。そしてシナリオ自体は『ディーバ』的なのである。ベネックスの良い部分が絶妙なバランスで混ざり合っていた。
決して万人向けの映画ではないのだが、ポップだし、コメディだし、下らなくて、シュールで大変よろしい。
上の世代も未だにやはりこうやって戦っていて、突然このような手紙が届くと、自分自身も頑張らねば、と嬉しい限りなのである。
公開は昨年の正月だった。最初のデートの選択で漏れてしまった作品である。あの時に観ていたとしたら、一体どうなっていたのだろう?
夢の女/エレーヌ・ド・フジュロールは○美、その人だからだ。誰も信じないと思うが、外見は本当に正しくそのまま、そっくりである。改めて思う、滅茶苦茶美人である。そして性癖は勿論違うのだけれど(多分…)、性格が決して外れてはいない。どこか似ている。本当にああいう女性だったのだ…。
だから、余りにクサ過ぎる嫌いな邦題だけれども、“青い”というのは色の“青さ”のことではなくて、男共の“青さ”を指し示しているのだと、勝手に解釈し納得するのである。