戯言放吟 その時々に気なったことなどを適当に書いていきます。
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空白日和から永福町・その壱 2002.11.15(FRY)

これだけスタイルを変えりゃあ、当たり前のことだが、本当色々あったよな。
一年を総括するにはまだ少し早いけど、(一時的にしろ!)やっと生活が落ち着いてきたこと、あとは少数ではあるにしろ、早く更新しろ! という温かい叱咤激励を頂いているので、溜まっていたネタ/当初書こうとしていた事柄をざっと並べてみようと思います。

それにしても、本当面倒なモノだぜ。みんな良くきちんと更新するよな。仕事でもないんだから、時間と気分が合致した時でしか、このサイトは更新されません。あしからず。

アシカと言えば、アザラシ“タマちゃん”。一体どうなったんだよ? “タマちゃん”に関して、やはり藤原新也(このサイトがパクり元です。今自分で観てもビックリしたな)と立川談志のコメントが面白かった。同じ“タマちゃん”ネタなので、捉え方の対比としても受け取れることが出来て、実に良かった。
それにしても“タマちゃん”、ここ永福荘より寒いんだろうな、とか思ったけど、奴は暑い方が辛いのか? 良く判らん。

○さっぱり税務署/こんちわ労働!
以前いた会社は会社員と言えども、そのほとんどが自宅作業であった。2年近くそのようなスタイルで仕事をしており、その会社以外の業務/外での仕事も請け負っても良い、という話になっていた。そんな訳でここ数年、3月には必ず確定申告へ行っていた。で、今回初めて突っ込まれたのだ。

原因は個人の仕事の方にある。元々積極的な営業もせず、来た仕事のみを受けるというスタイルであったのだが、この不景気での影響/仕事をくれていたオッサン達の元気も遂に無くなり、この年は個人の仕事が全く無かったのだ。只、会社の方の仕事は常にあるので、定期的にギャラも振り込まれ、別段気にしていなかった。

もう一点。会社との契約。俺はずっと外注としての契約だと思っていたのだが、実は純粋な会社員であったのだ。保険を頼んだのがまずかった。手続きが面倒だと思い、今まで通りに、と継続した時点で会社員のままになってしまったようだ。でもタイトル単位の会社員なんているのか、普通…? 良く判らん。

で、今年の確定申告である。例年通りに経費を書き込み、今までは問題なかったのだが、今年は通告が来てしまった。電話をしてみると「とにかく一度来なさい!」。ビク付きながら提出した金額を再度見直し、少々経費を訂正。ゴメンなさい。多少、上乗せしてました、ってなことで臨むつもりであった。

こちらの勝手な想像なのだが、高圧的な警察官にしろ、のんべんだらりとした役所の対応にしろ、国家公務員なんて者に余り良いイメージはない。『税務署』と言えば、マルサだろ。またうるさそうだな、などと思っていた。

が、出てきた担当者はちょっと想像から外れていた。新橋の立ち飲み屋で呑んでるオヤジ? イヤ違う…! 焼き鳥を焼いている方のオヤジだ! 大声できつく部下に指示を出し、忙しなく動き続けながら、やっと辿り着くような感じで俺の前に座った。

「金額を改めました」と、俺は修正額を提示して説明を始めた。当初オヤジは静かに聞いていたのだが、こちらの説明が終わると、端的に言い放った。「とにかく家賃を削れ!」「はあ…」「自宅で仕事しようが、何しようが、会社員が家賃を経費にするのはオカシイ!」「まあ…」「俺だって家賃払ってんだよ!」「はあ…」以上である。 こちらが用意した経費修正分は、全く無視してくれた。「個人の仕事の方で今回100円の年収があったとしますよね?」「おう!」「だとしたら、この数字は通りましたか…?」「当たり前だ! 通った!」以上である…。

加えて1点指摘された。提出時の注釈に“自宅作業であった為、云々…”の旨を書き添えていたのだが、そのオヤジ「書き方が下手なんだよ。これじゃは相手に対して失礼だろう。もっと涙を誘うように演出するんだよ」と享受して頂いた。「内緒にな…」とも言われていたことも付け加えておく。そんな、さっぱりとした気の良いオヤジでなのであった。

上にも書いているが、どうも国家公務員には抵抗感がある。何か胡座をかいているようなイメージが拭い去れない。だが、こちらもイメージが変わってしまったのだ。『ハローワーク/職案』である。

ロック本でイギリスの失業者達の生活/構造を読んでしまったのがマズかッた。ちょっと失業生活に興味を抱いてしまった。人生の内、そうは訪れるチャンスは無い。今回、積極的に失業者になってみたのである。

24歳の時、一度だけ『職案』へ行ったことがある。その時は離職票を提出しただけだったので、余り印象にも残らなかったのだが、今回、その様相は明らかに違っていた! 沈没間近の船の中のネズミである。 もう、失業者! 失業者! 失業者! 時代は確実に変わっていた! 本当に失業者だらけ!

時間帯を指定された上で行って、この状態な訳であって、これが一日数回繰り返されているのだ。まして全国に何箇所あるってんだ? この失業者連中から10円ずつ集めることが出来たら、何か凄え豪邸でも建てられるのだろうな。

初日の受付けのババアが高圧的であったとか、もっと効率良く仕事が出来るだろうとか、まあ諸々細かな文句は勿論あるのだが、職員のその仕事振りには感心してしまった。皆、休む間もなく本当一生懸命に仕事をしていた。仕事を紹介するという立場上、当然適当な対応は出来ないのであろうが、それにしても凄い働き振りであった。対応する人数のことだけではなく、皆様々な年齢やクセを持った人間を相手に仕事をしているのだ。まして暗い失業者連中が相手なのである。恐れ入った、という感じであった。

だからと言って『職案』のイメージが変わったのかと言えば、全然そんなことはなく、配給みたいに群がる失業者連中に混ざり、俺もその一人だと認識してしまうと、中々切なくなってくるものがある。特に年配の方々のあの切実な暗さは、本当気が滅入ってしまう。決して悪い意味で言っているのではなくて、そういう社会自体の構造に痛さを感じてしまった。子供と老人に元気がないような文化/社会というのは、大したことがないことの証明なのだ。

そんなことを気にしつつも、計画的な失業者達は、何かやはり浮いている。“オイ、お前、明らかに仕事やってるだろ? じゃなかったら、次へ行く会社が決まってるよな。お互い少し休みたいからな”と勝手に心の中で話し掛けていた。ははは。
大体一目でバレるのだ、その辺の輩は。それ絡みのことで色んな情報も聞いたけど、ここでは教えない…。

まあ、積極的な失業生活も中々大変である。お世話にならないに越したことはない。

○勤勉ネットワークと遊戯ネットワーク!
初回にも書いているが、失業と同時にウェブやネットワークの勉強を開始した。少なくとも制作に対応出来る程度迄には…、とか考えていた。結果がこのサイトであり、作りながら各項目を学んでいった。ssi、cgiは、サンプルをコピーして修正する程度。javascriptも同様。本当はもっと javascriptに集中したかったな。stylesheetも納得。結局aspには未対応で、携帯での実験も色々計画していた…。あとはFlash だ。次の課題になることは明白だった。動画像としても大好きで、ソフトが無いので、この時点では学ぶことが出来なかったが、早く習得したかった。

これが4、5、6の3ヶ月。実質2ヶ月間ぐらいなのかな? 加えて素材となる画の加工や、文章書きもあったので、何か異常に作り込んでいた記憶がある。ギャラも出ていないのに、何で徹夜迄してソファーで寝てるんだよ? とにかくそのネットに対応することが、次のステップ、デジタル業界に身を置く当たり前の条件の時代になっているのだ。脱・浦島太郎である。
で、現在の感想。やって良かった。仕事の展開としては、ずれてしまったけれど、ネットワークに抵抗感が無くなったことは本当に嬉しい。

作りながら、ネットワークはより生活に密着していった。まずその勉強方法だが、結局、本を1冊も買わなかったのだ。多少、予めその辺りの本も持っていたのだが、判らなくなったり、もっと知りたくなると、常にネット上で調べていく。もう限界を知らないオールジャンルの辞書なのだ。

制作に加えて企画も意識し始めていた。結局ネット制作を知ったところで、仕事としての展開に結び付けなれば何の意味も無い。そこで色々なサイトをまた違って視点で興味深く観るようになっていった。

ストリーミング系に可能性を感じた。やはり映像が好きなのだ。この配信って構造をベースにインフラが整い、番組が細分化すれば、本当にテレビとか既存メディアを潰してしまう程のパワーがあるのではないか? と、絵空事ではなく具体的に感じ始めた。思ってたより早いぞ、これ。個人の放送局、魅力的である。

もう1点、可能性を感じたことがある。チャットである。今迄、抵抗感があり、敬遠していたのだが、今回、初めて参加してみた。凄まじい世界だよな。ハイ。確かに一時期ハマリました。どこから入っていいのか判らず、当初アダルト系から進んでみた。まあ色々あったけど、省略…。で、結局すぐに飽きて、別の何かを探し求めた。で、見つけたのだ。

そこは確かに面白かった。音楽の部屋である。各自のパソコンのCDドライブを使って音楽を配信するのだ。DJ気分で一人勝手に掛け続けている部屋、参加者の名前順で一人ずつ掛けるような部屋、色々あった。で、曲を聴きながら、皆でそれについて語り合う。まるで高校生のような気分だ。カセットで作った自分だけのベスト、夜中に友達と聴き合った1枚のレコード、あの感覚である。当然、趣味の合う奴が固まってくる。中々ディープだった。滅茶苦茶、刺激的な時間だった。

そんな感じだったが、とある下らん事情で辞めてしまった。チャットで知り合うことが、本当に嫌になった。どこまで悪気があったのかは知らないけれど、いつの間にやら俺のマシンがターゲットにされていたのだ。怖いよ…。夜中にフロッピー・ドライブが勝手にガタガタ言い出すと…。
そのおかげで、セキュリティについても勉強せざる得なくなり、それはそれで知識にはなったが、こう書くと狙いたがるんだよな、ああいう人達は…。何でだろうねえ?

非現実のその空間で判ったことは、皆話し相手を異常な程、求めていることだった。いつからこんなことになってしまったのだろう? きっと俺達の世代からの現象なのだろう、とも思うのだけれど、実は各世代、皆、そんな風に思っているのかな? 現実で当たり前だった人付き合いがなくなり、だけど結局、誰かと話したがっている。言葉だけだと、どうも本音が素直に出るようなのだ。そして、その世界の中だけでのコミュニケーション濃度は益々濃くなっていく…。
で、どうしても気になるのは、顔が見えない点だ。ここがどうもやはり奇妙である。きっと、顔が見えないからこそ、本音も話すのであろう。悪い具合にループしている…。

何か有効的な使い方が見つかれば良いのだが、きっとこのまま野晒し状態なのだろう。別にもう参加しないから、どうでもいいけど、やはり、あの絵文字やら、特殊な言葉使いは最後まで馴染めなかったな。

○職業訓練校!
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○真珠夫人!
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○苗場/新潟!
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○代々木公園/神宮プール!
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○暴走アメリカ!
タバコ、ビデオ
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○就職活動!
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○富士/山梨!
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○引越し!
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○クレイジーホース号!
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